2020/12/25

資格を取得すると転職に有利?転職における「資格」の位置づけとは。

こんにちは。キャリアコンサルタントの宮田 雅子です。

コロナ禍の今、雇用不安や在宅時間の増加により「転職」や「資格取得」を考え始めた方、多いのではないでしょうか。

今回はこの2つに関わるテーマ、実際に転職支援をしていてご質問をいただくことも多い、転職における「資格」の位置づけと、転職に有利な「資格」についてお話したいと思います。

資格がなければできない仕事と、資格があればベターな仕事

転職において資格とは、一言でいうと、あれば「安心」ではなく「ベター」なものです。

資格がないとできない仕事は限られていて、一例を挙げると、「税理士」「司法書士」「社会保険労務士」「一級建築士」「電気工事士」など、なかなかハードルの高そうなものばかり・・・。圧倒的に専門職や技術職が多いのです。ちょっと変わったところでは、卵から孵ったばかりのヒヨコのオスorメスを見分ける初生雛鑑別師(ヒヨコ鑑定士)も資格が必要な特殊技術者です。

このような資格が必要な仕事も、資格取得しても転職(就職)が保証されているわけではありません。

 もっと一般的で資格との関連性が高い仕事に、経理や医療事務があります。

それぞれ資格でいうと簿記資格、医療事務資格(複数あり)となるわけですが、いずれも資格をもってなくてもできる業務であることから、正直なところ「資格」より「経験」を優先されるケースが多いです。

では、資格が有利に働くのはどのような時なのでしょう。

例えば、同じような経歴の2者を選考していた場合、最後の決め手が「資格の有無」ということは当然あり得ますし、同じ未経験でも「経験も資格もないけど、チャレンジしたい!」という方よりは「経験はないけど、資格はある!」という方のほうが、断然有利に働きます。

転職では、資格取得の動機も大切

転職においては、資格を取るに至った「きっかけ」「背景」「動機」も重要なポイントです。

転職支援をしてるなかで「どうしてこの資格を取得したのですか?」と聞いたとき、よく耳にするのは主にこの2パターン。

A:「転職に役立つと思ったから」

B:「業務の中で知識不足を感じることがあったから」
  「今後○○の仕事に就くにあたり必要だと感じたから」

みなさんはどちらでしょう。

理想は「B」です。(Aの気持ちも理解できます。私もその昔、転職に有利だと思って簿記を勉強したことがあるからです。あまり興味が持てず、早々に断念してしまいましたが…)

そもそも「知りたい」「必要な知識だ」と思えるものでなければ、取得に向けてのモチベーション維持がむずかしいです。(私のように…)

それに、資格は取得したら終わりではありません。

取得後の知識のメンテナンスにも大きな影響が出てきます。資格自体、更新制のものもあります。せっかく時間やお金をかけるのですから、「勉強したけど取得できなかった」「取得はしたけど、時間が経ってほとんど忘れてしまった」というのは避けたいですよね。

転職に有利な資格はあるの?

先程からお伝えしているとおり、「あれば安心」という資格は、ないに等しいです。

ただ「有利に働きやすい資格」というのはあります。
いくつかピックアップしましたので、ご紹介します。

日商簿記

ある程度の企業規模であれば必ずある経理部門。常に一定の採用ニーズはあるものの、経験者は不足傾向にあるため、保有していると転職が有利に働きやすい資格です。できれば、2級以上が望ましいです。

実際に、「日商簿記2級以上・未経験者歓迎」の求人は数多くあります。

また業績の分析にも活かせる知識として、入社後に活躍の場を広げたり、昇進にも有利に働くことも期待できます。

宅地建物取引士(宅建士)

土地・建物の売買や賃貸の仲介業に必要不可欠な国家資格です。従業員5人に1人以上の設置義務があったり、資格保有者にしかできない業務もあることから、不動産業界では職種問わず、一定のニーズがあります。

その他、不動産の担保価値を評価し融資を行なう金融機関や、自社で建築した物件を販売する建築会社などでも歓迎されます。

その他、スキルの証明に

その他、スキルの証明書としての活用なら、パソコンスキル=マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)、英語スキル=TOEIC・TOEFLも有効です。

いずれも期限はないのですが、時間が経過しているものは現在のスキルと見なされない可能性があります。3年以上経過している場合は再度受験することをおすすめします。

履歴書への記載にも気を配ろう

履歴書に保有資格を全て記載するという方は多いと思いますが、場合によっては、マイナスな印象になることもあります。

「古すぎるもの」「記載するレベルにないもの」は記載しない方が良いですし、たくさん持っている方は特に、応募求人へのアピールに繋がるものを選別して記載したほうが良いです。あまり応募求人に関係のない資格ばかり記載していると「本当は別の仕事がしたかったのでは?」と思われるかもしれません。

逆に、応募求人に関係がある難関資格にむけて勉強中の場合は、実際取得に至っていなくても「〇〇の資格取得に向け勉強中」とアピールすることも有効な手段です。

それから、面接時に資格について聞かれるケースがあります。履歴書に記載した資格については、内容や取得の動機など、きちんと説明できるように、あらためて自身の保有資格について振り返っておくことも必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

資格に関して、どちらかというと厳しめな内容になってしてしまいましたが、転職に資格は役に立たないとお伝えしたかったわけではありません。

学生時代とは違い、社会人になってから、ましてや仕事や家事・育児をしながらの資格取得は、想像以上に大変なことです。

(前述した簿記とは異なる資格で)私も経験がありますが、年齢による記憶力の低下を感じながら、プライベートの時間を勉強にあてる生活は「二度としたくない…」と思ってしまうほど大変でした。ただ、そんな思いをして得られたのは「資格」だけでなく、「達成感」や「自分への自信」だったとも感じています。

資格には、熱意や意欲を伝える力もあります。

その熱意や意欲が空回りしてしまわないよう、資格取得だけを目標にせず、自身の過去~未来のキャリアに繋がる「本当に必要な資格(知識・技能)は何か」を考えてみてはいかがでしょうか。その先の、あなたの強みになると信じています。

この記事を書いた人

宮田 雅子

広島エリア担当

愛媛県エリアの転職支援を担当。子育て女性の仕事復帰をはじめとした女性の転職支援も実績多数。ひとりひとりの価値観やライフスタイルを大切にすることをモットーとしている。

【主な資格】
国家資格キャリアコンサルタント
JCDA認定 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

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