2018/08/22

中高年求人が大幅増加?売り手市場が進む2018年の転職市場で成功するミドル・シニア層の特徴とは?

クリエアナブキ キャリアコンサルタントの後藤 彰久です。現在は、広島・岡山地区および自動車業界を担当しており、中国地区および首都圏地区を中心の多くの企業さまと求職者の皆さまのサポートさせていただいております。

私自身キャリアコンサルタント資格を取得して16年以上を経過しておりますが、今時点、過去最高レベルの売り手市場になっていると実感をしております。バブル期以降、リーマンショック直前のいざなみ景気終期頃の2006~2008年度にも同様の状況となりましたが、今回はその時期をはるかに上回る売り手市場となっていると思います。

10年ほど前の過去の売り手市場との大きな相違点について、私なりの考察をしてみました。

過去の売り手優位の転職市場との違い

現在の転職市場は、同じ売り手市場でも、2006~2008年頃のいざなみ景気終期の転職市場とは、大きく以下の3つの違いがあると考えています。

ミドル・シニア層の求人が大幅に増加

過去は売り手市場といえども35歳くらいまでの求人がメインで、50歳以上を対象とした求人は大変まれでした。それに比べると現在の転職市場は、専門職、エンジニア職・幹部職を中心に、40代・50代といったミドル・シニア層の採用が大幅に増加しています。人手不足の施工管理職では65歳以上の求人も発生しています。

女性限定の管理職求人が大幅に増加

ダイバーシティの推進により女性限定の管理職求人が増加しています。こちらは、過去には全くなかった現象です。男女労働者間の格差解消を目的とした女性のみを対象としたポジティブ・アクションの取り組みとして、女性管理職の採用を積極的に行う企業が増えていることが背景です。

地方での求人が大きく増加

過去の売り手市場と呼ばれた転職好機は、おおむね都市圏に集中して求人が急増していましたが、昨今の売り手市場は、政府の「地方創生」推進および地方自治体の「UIJターン施策」「プロフェッショナル人材戦略拠点」などの強力な推進により、地方での採用は劇的に増加傾向となっています。

転職を成功させるミドル・シニア層のスキルと特徴とは?

その3つの特徴のある現在の売り手市場において、特にミドル・シニア層で転職を成功させている方のスキルや採用活動中に見られる特徴について考えてます。

専門的なスキル

まずは、前述のとおり、「専門的なスキル」を保有している方は有利です。建築関連専門職、電気・機械エンジニア、経理・人事専門職については60歳前後まで応募可能な求人が増えております。従来は東京をはじめとした都市圏限定でしたが、現在は地方でも増えつつあります。

管理職・経営幹部層のスキル

次に「管理職・経営幹部層」スキルを保有している方です。

この求人の背景には、中小企業を中心に、現在の社長の後を継いで次の経営者となり得る人材が育っていない企業が非常に多いのが実情です。このケースの場合には、新卒から育ててきた人材ではなく、即戦力として「取締役候補」としての採用をしています。

以上2点はスキルについてですが、続いて採用されやすい人の特徴です。多くのミドル・シニア層の求職者を支援してきた経験から、採用される方には大きく以下の3つの点が大切だと考えています。

柔軟性のある思考

入社後の業務はもちろんのこと、選考過程においても、思考の柔軟性が重要です。

と言いますのも、幹部候補の採用になればなるほど、その人のスキル・経験を活かして入社後に最大限に力を発揮してもらうため、当初の求人内容と相違してくることも多くなってくるからです。勤務地・ポジション・担当業務・年収条件等当初の内容と違った提案を受けたとしても、広く前向きに検討できる方が、企業から大きく評価を受けます。逆に硬直的に自身の希望を通そうとする方は、大きく評価を下げてしまいます。

多角的視点

例えば、希望年収より低い提示を受けた場合にも一旦持ち帰って検討することができる方です。

企業サイドにしてみれば、実際に仕事をしてみなければその人の経験やスキルが求めているレベルに達しているのかわからないというリスクがあります。したがって、優良企業と言われる企業の方が、給与提示の段階は慎重にする傾向があります。そのため、希望年収以下の提示であっても、現職の年収から大幅に低下する場合を除いては、一度は検討される姿勢を見せることが重要であると思います。採用試験においても、採用企業側の視点に立って判断できるという点が評価につながります。

入社後に期待するレベルに達していないと判断すれば簡単に解雇を実施するようなブラック企業がないとは限りませんが、一般的には、入社後に期待するレベル以上の成果を出せば、翌年以降に正当に評価する制度がありますので、長期的な思考をされるという面もポイントになってくると思います。

謙虚な姿勢

こちらはあくまでも私の経験上から申し上げる私見となりますが、幹部候補として過去に企業から高い評価を受けられた方は、皆さま謙虚な方ばかりでした。もちろん、企業サイドからの評価だけでなく、私たちエージェントから見てもファンになり「この人のためにベストを尽くそう」と強い気持ちを持つことになります。

採用企業側にとっても、採用過程において謙虚な姿勢を感じられると、入社後に新しい職場で活躍する姿も想像に易いのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
こうやってまとめてみると、どの項目も当たり前のように思えることかもしれません。

しかし、経験やスキルが充実して自信があると、つい自分の考えにこだわったり、自己主張が強くなったりしてしまうこともあるかもしれません。また、謙虚に考えすぎる方であれば、あなただけの専門的なスキルや特別な経験を過小評価してしまっていることもあるかもしれません。

転職を成功させるためには、まずは自身のスキルや経験の価値を正しく知ることが大切です。そうすることで、客観的な視座を持って、焦ることなく転職活動を進めていけると思います。

売り手市場とはいえ、まだまだミドル・シニア層の求人は限られていますので、ミドル・シニア層の転職活動こそ転職エージェントを利用するとよいでしょう。経験豊富なキャリアコンサルタントが客観的な視座となり、あなたの転職活動をサポートしてくれます。

私どもクリエアナブキも、転職者の皆さまに近いベテランのキャリアコンサルタントを中心に、ミドル・シニア層の皆さまの転職をこれまで以上に支援してまいります。

この記事を書いた人

後藤 彰久

広島・岡山エリア担当

クリエアナブキに入社後、継続してキャリアコンサルタントとして活躍。これまでに数多くの方の転職を熱くサポートし、ご相談に応じた転職希望者は2,000名を超える。

【主な資格】
国家資格キャリアコンサルタント
JCDA認定 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
一般社団法人日本産業カウンセラー認定 産業カウンセラー

ミドル・シニアの転職に精通したベテランキャリアコンサルタントが、あなたにぴったりなおせっかいで転職活動を支援します

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