2018/04/20

新卒就職人気企業ランキングに変化。デジタル化やAIがもたらす就職・転職への影響を考える

こんにちは。キャリアコンサルタントの後藤 彰久です。

先日、日本経済新聞にて、「就職人気、メガバンクに陰り」との記事を読みました。今回はその記事をもとに、変化する労働市場や、就職・転職への影響を考えてみたいと思います。

新卒就職ランキングからメガバンクが消える?

日経新聞の記事をご覧になった方もいらっしゃるとは思いますが、一部記事を引用して、その中身を見てみましょう。詳細を確認されたい方は、日経新聞の該当記事「就職人気、メガバンクに陰り」をご覧ください。

就職支援大手のディスコ(東京・文京)は16日、2019年卒業予定の国内の学生を対象にした就職希望企業ランキングを発表した。 … (中略)… 一方で、トップ5の常連だったメガバンクは軒並み順位を落としており、ディスコは採用抑制の方針などが影響したとみている。

就職人気企業ランキング 2019年 卒業予定

順位ランキング前年順位
1位日本航空(4位)
2位伊藤忠商事(7位)
3位全日本空輸(3位)
4位三菱UFJ銀行(2位)
5位トヨタ自動車(12位)

 (2018/04/16 日本経済新聞 電子版より引用)

以上がベスト5となっていますが、三菱UFJ銀行はかろうじてベスト5入りを果たしたものの、昨年1位だったみずほフィナンシャルグループが17位、同じく5位だった三井住友銀行は14位と、大きく順位を落としています。

デジタル化・AIによる仕事の変化と採用方針への影響

メガバンクと言えば、私のような50歳代後半からの感覚からすれば、入社したくてもできない、難関の憧れ企業です。「安定性は抜群」「高い給料」「ブランド力」「やりがい」、全てにわたって魅力的だと思います。最近の学生が企業選びで重視する「福利厚生制度の充実」という点でも、ポイントは悪くありません。

しかしながら、このように大きく順位を落としているのには、やはり理由があります。

メガバンクは、業務のデジタル化、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)やAI(人工知能)の活用を推進しており、採用も抑制する方針を打ち出しているためと思われます。最近よく耳にする「AIが人間の仕事を奪う」という代表的な変化のひとつではないでしょうか。

英オックスフォード大学で人工知能などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が2013年に発表した論文「雇用の未来-コンピューター化によって仕事は失われるのか」では、今後なくなる仕事にて「窓口業務」だけではなく、「銀行の融資担当者」が挙げられています。

私が社会人になった1984年当時は、都市銀行の支店が数多くあり店舗に入ると多くの窓口担当者(テラー)がいました。会社のお金を預けにいくとベテランの担当者は顔と名前を覚えてくれてとても嬉かった思い出があります。(当時は、預金の預入・引出しは全て窓口で行ったと記憶しています。)

同じ銀行業務の中でも、「融資業務の担当」をAIが担当することになるという予測に、衝撃を受けています。融資業務はバンカーの中で最も代表的な仕事であるとの認識でいましたので・・・。
それくらい、急速に働く環境が変わっているということなのでしょう。

転職活動においてのデジタル化・AIの影響は?

新卒での就職活動をされている方々の観点から見た人気企業(業界)を見てきましたが、もちろん中途採用の就職・転職活動においても将来的にどのような仕事がなくなっていくか、どのような仕事やスキルが求められるのかを考えていくことはとても重要です。

将来、雇用が失われる可能性が高い代表的な仕事としては、「小売店販売員」「レジ係り」「運転手」「ビル管理人」「会計士」等が挙げられています。中には「セールスマン」もありましたが、これは個人的には少々疑問があります。

これまでの感覚とは違うのは、単純な繰り返し作業だけでなく、さまざまな情報を集めて判断する仕事も人工知能の得意分野となり、専門的であるといわれていた会計士・監査人、臨床検査技師なども、ロボットのほうが得意になってきているということでしょう。

私の仕事も他人事ではなく、AIを活用したキャリアコンサルティングも一部の会社では導入されつつあります。希望条件にあう求人をリストアップするという単純なマッチングのみでしたら、断然AIの方が効率的ですから。ただ、それがベストかといえば、まだまだそうではない部分も多いと考えています。

まとめ

今回は、人工知能・AIの時代に有望な職業についてお話をすることはできませんでした。ご興味のある方はぜひとも調べていただき、将来のキャリアプランの参考にしていただきましたら幸いです。

前述しましたが、転職支援もAIが行う時代がすぐそこまで来ているかもしれません。

とはいえ、行間を読んだり、空気感を理解したりするなど、人間が得意とするところはまだまだあります。人に話したり理解してもらって安堵するなど、人間ならではの強みを活かしていきたいものです。

われわれクリエアナブキのキャリアコンサルタントも、これまで以上にご相談者の気持ちや背景を大切にし、AIにはできないちょうどいい”おせっかい”で、転職を支援してまいります。

この記事を書いた人

後藤 彰久

広島・岡山エリア担当

クリエアナブキに入社後、継続してキャリアコンサルタントとして活躍。これまでに数多くの方の転職を熱くサポートし、ご相談に応じた転職希望者は2,000名を超える。

【主な資格】
国家資格キャリアコンサルタント
JCDA認定 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
一般社団法人日本産業カウンセラー認定 産業カウンセラー

中国・四国エリアの転職に精通した経験豊かなキャリアコンサルタントたちが
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