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中国・四国UIターンセンター 梅田オフィスの松本 優子です。
3月1日に新卒採用の広報活動が解禁となり、街中でも黒いスーツを着た黒髪の就活生を見かける機会が増えました。彼・彼女たちが希望の企業に入社し、さらに入社後活躍できることを願うばかりです。
一方で、最近、転職が初めての20代の方が多く相談に来られます。その中の多くは、いわゆる第二新卒世代といわれる世代ですね。そして、「学生時代、ちゃんと就職活動していればよかった」という言葉をよく聞きます。彼らはなぜそのように思うのでしょうか。
20代、初めての転職を成功させるために必要なこと
第二新卒世代がなぜ転職を考えるのか
転職を考えた理由を聞いてみると、「現状では自分のやりたい仕事が出来ない」「やりたい職種に就けない」「思ったよりキャリアステップがない」「上位ポストがなかなか空かない」「給与が思ったほど上がらない」・・・という声があがります。
また、転職相談の内容としては、「新卒採用では直感で会社を決めたので、転職をしようにも他にどんな会社があるか分からない」「そもそも自分は何がしたいか、自分が向いているか分からない」という方が多いようです。
そして、今の職場を選んだ理由を聞いてみると、「なんとなく人事の人がいい人だったので、、」「親も知っている会社だったし、、」という、自分以外の要因を上げる方が少なからずいらっしゃいます。
いずれも、業界・企業研究、自己理解があいまいだったといえるでしょう。
「転職」を考えたら、まずは「キャリア」について再考する
こんな場合は、「もう一回就活しましょうか」と話し、その人に合わせて自己理解や企業理解のための質問やアドバイスを行っています。その結果、経験を活かした仕事の場合もあれば、未経験分野へのチャレンジ、人によっては起業の場合もありますし、現職を継続するという場合ももちろんありました。
今更、、と思うかもしれませんが、まずは自分の強みは何か?を“客観的に”認識し、興味を棚卸しすること。そして、それをどのように企業や社会で役立てるのか?という基本姿勢を持って仕事を探すことが、結局は近道になります。
仕事を探す際に、条件だけで選んでも、その会社や仕事が50年後も今と同じように続く補償はありません。自分の価値が上げられる、成長できる仕事か、環境か、も含めて考える必要があります。
それと合わせて重要なのは優先したい価値観は何か?ということです。人によっては、家族の近くにいたいという理由で“場所”を優先したい人もいます(UIターンなど)。
迷った時は、その日々を続けた3年先・5年先にどうなりたいか、それが実現しそうかをイメージすると選択肢は選びやすいでしょう。
転職を検討しているけれど漠然としている人は、自己理解、企業分析、価値観を整理するとスッキリするかもしれません。
まとめ
当サイトの「20代の転職キャリア戦略」にもあるように、新卒の就職活動と中途採用の転職活動は、よく似ているようで、実はまったく別物です。そして、転職も、新しい職場に入社することがゴールではなく、その職場でさらに活躍できてこその成功です。その後のキャリアを成功させるために、就活のとき以上に、どうして転職するのかをしっかりと客観的に考えてほしいと思っています。
私たちキャリアコンサルタントは、その後のキャリアを成功させるために、最新の知識と豊富な経験で、初めての転職活動をサポートします。
一人で悩みをかかえる前に、ぜひキャリアの専門家であるキャリアコンサルタントのことを思い出してください。